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施工事例
新築・リフォームの一例です

矢巾町土橋の家 新築

この家は南に水田と城山公園を望む農地の中に建っている。

施主は半農生活を志す30代の夫婦。農家でない人が農地を手にいれるのは大変なことで、地道に営農計画を立てるなどの作業を経て、ようやくこの土地を手に入れた。

計画は施主の農業への思いを汲み取りながら、田園地帯という周囲の環境に馴染むこと、4世代が同居するという家族構成に配慮しながら進めた。



外壁には周囲の風景に馴染むように岩手県産材の杉板の押縁張りとした。その表情は、しっかりとした存在感を示しながらも以前からそこにあったような自然なものとなった。

内部の間取りは、土間のあるLDKを真ん中の軸としながら、その両脇にそれぞれの個室が配置されている。2階も吹き抜けを介してLDKとつながっており、家族のいる空間が家の中心となっている。

内部の仕上げには、床に岩手県産のアカマツの無垢板を、壁には漆喰クリームを仕上げに使用し、優しく気持ちの良い空間になるようにした。開口部や屋根の断熱・気密性能を十分に確保しているので、LDKを中心とした大きな一体空間を薪ストーブ1台で温めている。

仕様

外部 屋根 ガルバリウム鋼板横葺
杉板張り(岩手県産)
開口部 樹脂サッシ トリプルガラス ペアガラス
内部 アカマツ無垢板(岩手県産)
漆喰クリームローラー塗り ビニルクロス
天井 構造用合板現し 漆喰クリームローラー塗り ビニルクロス

断熱材

基礎 内EPS60㎜+外EPS60㎜
HGW16K100㎜
天井 屋根断熱 HGW235㎜+GWボード80㎜

設備

暖房 薪ストーブ
給湯 高効率石油給湯器
換気 第1種換気
Q値 1.35W/㎡K

矢巾町土橋の家 新築
竣工:平成26年5月
所在地:矢巾町土橋
構造:木造在来2階建
延べ床面積:171.42㎡(51.75坪)